「おひとりさま」とは。


何年か前から耳にすることが増えている「おひとりさま」という言葉。

元々は女性が一人で自由に自分の生き方を決め、自立した人間として趣味や旅行を楽しむという意味がありました。

また、離婚をした後に配偶者のいない人生を歩まれている方、ご主人や奥様に先立たれ、一人で人生を過ごされている女性や男性も「おひとりさま」とよばれます。

 

家族がいれば、家族が自分のお世話をしてくれる老後が想像できますが、家族のいない単身世帯、おひとりさまの方には終活がとても重要だといえます。

終活は時間がかかるものです。自分で自由にこれからを有意義に過ごす為の終活でしっかりとした計画をたてていくことが大切です。

 

 

~40歳以上の独立した女性のための新しい終活サポート~

 

 私たちは、「素敵なひとは、自分の最期までデザインしている」という言葉を掲げています。

 

40歳以上の独立した女性たちを「ワンカラット」と称して、自分で築き上げていく「ワタシの人生」を備えながら、さらに素晴らしい人生にするための素敵な終活に関するサポートをしています。

 

まだまだ続く素敵な「ワタシの人生」を、安心して、もっとたくさん楽しみながらすごしていくために必要だと思われる事柄などについてのご提案を致します。

凛々しくもしなやかな覚悟を持ち、日々力強く頑張っている女性にも心配な事や不安な事柄があるかと思います。

そんな事柄を気軽に相談していただける場所です。

 

 

ひとり終活


おひとりさまが取り組む終活で考えるべきことはいくつかあります。

 

*老後のお金・生活費の確保(これは30~40代のうちから始めておくと良いです。)

*老後の住まい(賃貸で住み続けることは出来そうか?バリアフリー対応はどうか?と考えてみましょう)

*老後の生き甲斐(定年後、高齢期にはいってから急に趣味や生き甲斐をみつけるのは大変です)

*老後の体づくり(ひとり暮らしは体力勝負でもあります。健康増進について意識しましょう。)

*老後の介護(どのようにしてほしいか希望を遺すことがとても大事です。)

*老後の資産管理(自分が認知症になった場合、誰に資産の管理をお願いするかを決めましょう。)

*老後の終末医療(もしも自分に何かがあった時の延命治療についての考えを決めておきましょう。)

*老後の生前整理(物・資産など不要なものの整理、処分をしておくことです。)

*自分の葬儀スタイル(希望と経費を遺しておくことは大事です。)

*自分のお墓の準備(希望があれば遺しておきます)

*相続対策(亡くなった後の資産を誰に託すのかを決めましょう)

*エンディングノートの作成(希望の詳細をきちんと記しておくことが大切です。)

*遺言書の作成(おひとりさまには遺言書がとても重要になります)

「老後」っていつから?

「老後」とは何歳頃からなのかについては、人それぞれ捉え方は様々です。

例えば経済的な側面から、公的年金や退職金以外に準備した資金を生活費として使い始める年齢を老後生活の開始時期とする見方もあるようです。

預貯金や個人年金保険、有価証券などの老後資金を使い始めようと考えている年齢は平均65.9歳。というデータも目にします。

子育て完了した時期や子供の自立から先、自分の為の生活や出費の事に集中できるようになる、セカンドライフの時間が無理なく楽しく過ごせるようになる事が大切な気がします。

 

生前契約について 【後見人制度・死後事務委任契約】


おひとりさまの終活は、孤独死のリスクを下げたり、老後の一人暮らしを安心して楽しむためにも大切な活動となります。

 

家族、身寄りのいないおひとりさまには、国が設けている後見制度の1つである任意後見制度の利用をおすすめします。

 

任意後見制度は判断能力の低下などが原因となり、ご自身で財産管理を行っていくことなどに不安がある場合に、信頼できる特定の方に後見人になってもらい、財産管理や介護・看護などのサービスの利用にまつわる事務手続きなどを代行してもらう契約です。

 

普通の後見制度(法定後見制度)とちがって、ご自身が信頼のおける人物を後見人に指定でき、自分の判断能力が低下しないうちからでも利用できたりするため、万が一の事態が起きた時に備えておくこととなります。

 

万が一の最期を迎えた場合に備えて、自分の葬儀や埋葬、遺産相続に関する事務手続きを信頼できる方に委任できる契約のことを「死後事務委任契約」といいます。

信頼のおける方といっても、中々大変な沢山の死後の手続きをお願いすることになりますから、頼みづらいこともあるかもしれません。「仲良くしているからこそ、そのひとの忙しい日常がわかるから」と行政書士や司法書士といった法律の専門家に依頼される方も多くなっています。

 

また、自分が亡くなった後の、葬儀やお墓のことが準備されていない時には、遺された方たちが大変困惑することになります。そこで、葬儀やお墓についても生前契約がよいとおもいます。

自分の身体ひとつでどこへでも自由に行けるうちに、自身の目で確認しながら、葬儀社、石材店などとよく相談して生前契約をむすんでおくことも必要となってきます。最近では散骨や樹木葬、永代供養など様々な形も増えていますから、雑学を増やす気持ちでいろいろ調べておくのはいかがでしょうか。